イラン・イスラエル・米国 40
2018年 09月 21日
(《イラン・イスラエル・米国 39》からの続き)
アル-ゴラニの聖戦参戦者を批判する人たちは、ヨルダン人とパレスチナ人が多数を占めていますが、フラス アル-デーンとして知られる親アル-カイダ分派に集められました。
グループは小さいですが、アル-ゴラニのやることに対して宗教的に厳しい批判を浴びせます。
アル-ゴラニは今、フラス アル-デーンへのさらなる寝返りと、トルコによる他の一翼の引き剥がしから、同時に身を守らねばなりません。
アル-ゴラニの『良い警官』の態度は、政権側の攻撃の脅威によって保たれています。
タハリル アル-シャムの指導層は、8月28日(平成30年)にグループの解散要求を再び拒否《 rejected》しましたが、
『予期される攻撃から我が方の人々を救う解放されたシリア北部において、有益な解決策』
を探している、と付け加えました。
この情景から、グループはトルコと交渉していると思われ、一方でトルコはロシアと交渉しています。
アバ-ザイードの見方では、タハリル アル-シャムが将来伸びるかどうかは、アンカラとモスクワによリます。
イドリブで、私たちに見えてこないのは、説明責任です。
イドリブの三百万人のために、誰か話しましたか?
イドリブの人々が選挙で選ぶ政府はダマスカスですが、イドリブの誰一人として投票を許されませんでした。
事実、イドリブには発言・集会の自由は全くありません。
「ホワイト ヘルメット」の毒ガス攻撃と、一連の派閥争いによるリンチが上演されただけです。
これは、米国が彼らをテロリストと思っている事実にもかかわらず、米国の莫大な軍事援助を受け取るために行われました。
事実、米国の援助を最も多く受け取った組織は、米国の対テロ活動の主要な標的=アル-カイダ=です。
アル-カイダはどこで統治法を学んだのでしょうか?
何故、トランプとその子分たちは、アル-カイダを統治実体として認めたのでしょうか?
『統治される側の承認』についての米国の伝統は、イドリブには関係ないのでしょうか?
米国が立脚するジェファーソンの基本概念の一つは、これだったのではないですか?
では再び言いますが、傭兵とテロリストによる支配を怪物とみなすことは適切ですか?
私たちは適切と思います。
(「イドリブのモンスター」終わり)
(上の《rejected》から)
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一読後、何か力が抜けてしまう感じです。
まさに怪物が跳梁し、跳梁させているのですね。
しかし、分断して統治せよ、、は一貫しています。
油田のおかげで周辺よりは良い暮らしをしていたクルド人を扇動し武装させ傭兵化しましたが、ここでも徹底しています。
英国以来の伝統は、守られています。
参考:
《欲は世につれ、世は欲につれ 1》 「シリアの石油をめぐってロスチャイルドが動かす」
《欲は世につれ、世は欲につれ 2》 「窮地のネタニヤフ」
《欲は世につれ、世は欲につれ 3》 「クルドの独立・エクソン モービル・大イスラエル」
《欲は世につれ、世は欲につれ 4》(〜 6) 「WWIIIへのロスチャイルドの進軍」
《イラン・イスラエル・米国》 今年(平成30年)の始めからの、参考になる記事一覧。
《イラン・イスラエル・米国 2》 「インタビュー記事」
《イラン・イスラエル・米国 3》 「イランに対するロスチャイルドの隠された戦争」
《イラン・イスラエル・米国 4》(〜8)
「英国女王はイラン合意・ケネディー暗殺・911実行で動き回る」
《イラン・イスラエル・米国 9》(〜12)「何故、トランプはロスチャイルドの手先なのか」
《イラン・イスラエル・米国 13》(〜19)「イルミナティー・ナチス・違法国家イスラエル」
《イラン・イスラエル・米国 20》(〜23)
「ロシアのプーチン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相の会談・・・一体何を話したのか?」
《イラン・イスラエル・米国 24》(〜27)
「ニッキ ヘイリー(米国UN大使):いまいましいUN人権理事会め、他の国もよ」
「秘密が暴露されたのか? イスラエルがインド洋で核兵器実験か」
《イラン・イスラエル・米国 29》「ホワイトヘルメットがシャム グループに毒物を渡した」
《イラン・イスラエル・米国 30》「イランは暗号通貨に向かって動く」
《イラン・イスラエル・米国 31》(〜34)「イドリブのハルマゲドン」
《イラン・イスラエル・米国 35》(〜40)「イドリブのモンスター」
by ymmatheb
| 2018-09-21 07:09
| 時事
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