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発声練習(その十三)

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雪柳が咲きました。

四日前に合唱の練習がありました。

練習の意義は、皆さんの声と合わせられるところと、指導者の方が発するその都度の注意が頂けるところだと思いますが、この日も貴重な注意がありました。

発声が、どうも全部前に出てくる感じでなく、内に向かって行ってしまうような感じがすること。顎から上を響かせれば大きな音量になること。
でした。
また、この日の練習の終わり頃には、右耳の奥が例の気圧変化に晒されたときの、変な感じが生まれていました。

合唱は、一年三ヶ月がたち、長いスランプも経験しました。
特にスランプが始まった頃を思い出すと、パソコンを使う時間がとても長くなったことがあります。キーボードとディスプレイ二〜三面を小数点第二位に届くか届かないかの視力で見ているので、どうしても顎が机に乗って、顔は前を向く感じで癖がついてしまいます。
そんなこともあれこれ思い出し考えている帰り道で、意識の底に何かマグマが固まってゆくように、一つのぼんやりした考えが生まれていました。

家に帰ると、ひとりでに、無意識に「あー」と言いながら顔を下に向けたり、天井に向けて実験を始めていました。
やはり、顔が上を向くにつれて、声はかすれるようになってゆき、天井を向くと全くでなくなります。
そこで、背中を壁に当てて立って見て、姿勢を正し、首をまっすぐにするように、顔の傾きに気をつけます。
そうすると、楽に声が出る首と顔の位置があるのです。
その時は、鼻の奥の一番上に、息がスッと当たる感じがします。
そしてGでも楽々と腹筋だけで、出せます。

発声に、とうとう、ブレークスルーが訪れました。
嬉しい。咲き始めた桜に、微笑みかけたりしています。

結局、声帯は気菅の内側にぐるりと付いた輪ゴムのようなもので、首と顔が気菅に無理な力を加えずに、自然に楽になるようにしていれば、息は綺麗にスッと通り、全量が声帯を震わせるのに使われるのでしょう。首と顔が気菅に無理な変形をさせていると、歪んだ声帯はかすれた声を出し、息は無駄に喉に圧力をかけるのに使われたりして、耳の内側の気圧を高めてしまうのでしょう。

今は、腹筋だけで、楽に声が出てゆきます。うーむ、、、、楽しい。。。。

そこで、歌い出す前のチェックは、、
1 首と顔は声帯を歪めてないよね
2 喉を広げてるよね
3 息も声も腹筋だよ

3に自信を持てない時は、喉も鼻も頬も一切動かさずに、腹筋だけをスッと膨らませて、息を吸い込めるかどうかでチェックします。

by ymmatheb | 2018-03-22 22:11 | 合唱・発声練習 | Trackback | Comments(0)

わからないことを理解できるまで追求します。数学と合唱ではできるまで。


by 九天
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