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米国政府は、、、5

(《米国政府は、、、4》からの続き)


過去に、ロシアは、米国の詐欺と二枚舌を、四分の一世紀にわたって経験してきました。
ゴルバチョフ大統領は、ドイツ統一にソビエト連邦が賛成する代わりに、米国は一インチもNATOを東に動かさないとの約束を得ました。
しかし、クリントン政権は、NATOをロシア国境まで広げました。
ジョージ W ブッシュ政権は、弾道弾迎撃ミサイル(ABM)条約から脱退しました。
そして今、トランプ政権は、核攻撃で不意打ちにすると、ロシアと支那に告げています。

人類の歴史上、これほど無謀・無責任・不安定化の行動が取られたことはありません。人類全体を脅かす行動です。
米国政府のように犯罪的な狂気に支配された政府があるとは、普通は想像できません。ロシアと支那のような核大国に、核攻撃で不意打ちにするぞ、と告げる政府があるとは。

米国のメディアはまだ囃し立てています。
USAトゥデイは次のように断言します:『核兵器のためのトランプの計画は、もっともである。』

首都ワシントンで発行されている ザ ヒル は、先制攻撃でロシアと支那を脅すのはもっともな行動である、と考えています。

大報道機関 CNBC は、米国政府の刺激的な核情勢を完全に無視しています。そして北朝鮮への実際の脅しに焦点を当てて、核兵器と運搬能力をさらに増強する刺激的な論を行っています。

米国がまさにそうですが、世界ヘゲモニーに熱中している国は、その国が戦争に熱中することに素直に従うメディアを持っています。世界の残りの国々は油断してはいけません。
米国政府の、世界に向けての侵略は、政府内部で阻止されることはありません。

欧州人・カナダ人・英国人・豪州人・日本人・南米人・アフリカ人・インド人・アジア人の抗議の声はありますか?
ロシアと支那の声だってありますか?
もしもあるとしたら、『我々の西側パートナー』が抱く見かけのロシアの後ろに隠されています。そして支那のもっと利益をという貪欲さの後ろに。

声はないのです。

真実は、良いニュースではありません。
これでは人々は安心できません。良い気持ちも持てません。
安全とは感じていない人々は、消費のためのローンに走ってはいけません。資本家が報道も政府もビジネスも所有していますが、その資本家の利益を増やすだけです。

ハルマゲドンになれば、債務免除にして経済を復興させようとするでしょう。しかし、ここにいる人の誰も払えず、借金もできないので、経済はもはやあり得ません。

(「ワシントンは米国と世界を脅かす」終わり)


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米国は衰退して行って、やがて軍を世界中から引き揚げる。その時、ニホンは自分で防衛できるようにしなければならない。
という論をよく聞きます。武田先生もブログで仰有っていました
これは違うように思われます。
米国はニホンから米軍を撤収することはありません。独立など決してさせないでしょう。米国からは。
なぜなら、ニホンを占領する米軍は費用をニホンに払わせ、また米国に莫大な利益をもたらしている(大英帝国にとってのインド以上でしょう)からです。
奴隷の軛は奴隷に作らせる、です。
イラクにも米軍は強大な基地を建設していますが、こちらは石油で支払わせるのでしょう。
カネのないフィリピンからは、かつてあっさりと引き揚げました。(支那の膨張を呼びましたが。)
米本土のためにも、太平洋を手放すことはないでしょう。


by ymmatheb | 2018-02-19 19:12 | ポール・クレイグ・ロバーツ | Trackback | Comments(0)

わからないことを理解できるまで追求します。数学と合唱ではできるまで。


by 九天
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