タンカー衝突事故 1
2018年 02月 01日
タンカー衝突事故について、Wikiの記事を元にして紹介します。
元は《https://en.wikipedia.org/wiki/Sanchi_oil_tanker_collision》です。これからの引用も含みます。
タンカー・サンキ号(Sanchi)の衝突事故
2018年(平成30年)1月6日にタンカー・サンキ号衝突事故が発生しました。
パナマ船籍でイランが所有するタンカー・サンキ号《Sanchi》は136,000トン(960,000バレル)の凝縮した天然ガス《natural-gas condensate》を満載して、イランから南朝鮮へ向けて航海中に、香港船籍の貨物船CFクリスタル号《CF Crystal》と、支那の上海から160カイリ(300km)離れたところ(東支那海)で衝突しました。
凝縮した天然ガスとは、強い引火性のタイプのウルトラ ライト クルド油《ultra-light crude oil》です。
サンキ号は衝突後すぐに火災を起こしました;一週間以上燃えながら漂流し、1月14日に沈没しました。
強風が、支那沿岸から日本の排他的経済水域(1月11日午後の時点で、奄美大島の北西300km付近)にサンキ号を押し流しました。
サンキ号沈没の財務上の損失は《NIOC》の推計によれば、約一億一千万米ドルです:積荷が六千万米ドルで船が五千万米ドルです。
<流出油の行方>
「サンキ号からの流出油汚染は一ヶ月以内で日本に到達する」(更新済み)《"Sanchi oil spill contamination could reach Japan within a month (update) | National Oceanography Centre"》と英国立地理学センターは述べています。
更新された緊急事態海洋モデル シミュレーションが示しているとのことです。
このサイトに載っている汚染のシミュレーションをみると、日本の九州から宮城沖にかけて、および九州から山陰地方にかけて、危ないのではないかと思われます。
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ガスといっても気体ではなく、クルド オイルという油なのですね。
引火性ですから、火災になれば消えにくかったのでしょう。
しかし、沈没せずに燃え切ってくれたほうが、海の汚染からはよかったのではないでしょうか。
サンキ号の乗組員は全員死亡したようです。貨物船の方は死者ゼロです。
問題は、海洋汚染ですが、イギリスの地理学センターから状況が分かるのではないかと、期待しています。
とりあえず、一ヶ月以内でと言っています。2月15日までに、九州沿岸に油は来るのでしょうか。
by ymmatheb
| 2018-02-01 22:36
| 時事
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