あるアメリカ人外傷外科医の反応 1
2017年 10月 17日
(軍医の手紙へのさらなる反応 の続き)
2017年(平成二十九年)10月11日
あるアメリカ人外傷外科医の反応
親愛なるロバーツ博士:
このメモは、ラスベガス銃乱射事件の公開されたビデオの信頼性について、医療専門家のコメントをあなたが募集していたのに対する返事です。ビデオが、実際に被害者が負傷したり殺されたりしたかを、証明しているか否かについてです。
私は、手術室で出血多量の患者を処置する経験、および病院外では大量出血からの顕著な血流動態的不安定さの処置に経験を持っています。
フロリダ州の退職外科医はすでにたくさんの優れた指摘をしました。そして私はそれらを繰り返すことはしません。
公的に公開されたビデオに見られる場面には、さらにいくつかの問題点があります:
1) 私が見たうちに、心肺機能蘇生法が行われている人はいない。
これは大量乱射では極めて異常なことでしょう。
もちろん、誰かが携帯で撮っていたかもしれません。
救命士たちが到着するまで少し時間がかかっても、聴衆の中に基本的な心肺機能蘇生法コースを取ったことのある、医療従事者でない人が蘇生法を始めるのは賢明なことだったでしょう。
2) 主張されている数の被害者がいた場合、動脈出血の証拠があるはずです。少なくとも多量の出血(動脈出血は傷の箇所から放出される血液を連想しますが、いわゆる動脈『ポンプ』です)をいくつか目にするはずです。
そんな例を誰も撮影していないというのは、何という偶然でしょう?
3) 武器のような完全自動強力ライフルまたはマシンガンからの斉射が何回かあった時、被害者の何人かは、目立つ大きな外傷を頭・首・手足に受けます。
ここまで、そんな証拠は皆無です。
4) 緊急なんだ、ということを示すものが全く見られない。見ることができるビデオで、対応しているとされる専門家が緊急らしき様子を見せていない。
担架を携えて被害者へと駆けつける救命士はどこにいるのでしょうか?
私たちは聴衆の中を、しゃがみこみ、横たわり、四つん這いではい、歩き、走る人々の画面を見ます。しかし、彼らの誰一人として、銃撃の傷を負っている証は見せないのです。
5) 数百人が実際に負傷して(現場で亡くなったと言われる人は除いて)当地の緊急施設に収容されたのならば、重傷の被害者が緊急救命室の外傷部に運び込まれ手術を受けるところを、誰かが携帯電話に捉えて残したはずではないか。
実際の傷のわかる被害者が写った、緊急施設からのビデオを、私はまったく見ていません。
もちろん、当地のいくつかのメディアは病院の緊急施設に、撮影のため、そして友人やつながりのある人と一緒にいる負傷者にインタビューをするために、やってきました。
被害者を手当てした外科医が、負傷の程度を注意深く質問している場面が見られるインタビューはありません。
同じく、病理学者が検死でわかったことについて、インタビューされていることもありません。
6) 現場で亡くなった人々の死亡証明書はどこにあるのでしょう?
書くことが強制されているはずの検死報告書は、どこのあるのでしょう?
私は、亡くなったとされる人、しかし実際に死んでいることは証明されていない人の画面を見たことがあります。
さらに、負傷者の引き続いて起きる死について、病院が報告する記者会見がなかったのは何故でしょうか?
もちろん、危機的な傷を負った人は今までに亡くなったに違いないでしょう、もしも事件が演出されたものではないとしたら。
私が見たビデオは、銃撃による傷を受けたようには見えない、乱射の被害者とされる人を写しています。
7) 数百人の負傷者・死者が生じたのなら、ほとんどの人がカメラ付きのスマートフォンを持っているのだから、ビデオ証拠が溢れんばかりにあるはずです。
助けになるようなビデオは、まだ、はっきり出ていません。
これはとても不思議なことです、そして良いビデオ証拠がないことを示唆しています。現場のほとんどすべてが、演出されたものである、と考えさせるかのように。
8) 大量被害者の訓練がラスベガスで、大量被害者イベントとされていることと同時にあるいは先立って、行われたという報告があります。
多くの偽旗イベントは、『ライブで進行する』訓練を先に行います。
また、最も近い当地の病院に電話した市民研究者が、銃撃された被害者の記録はありませんと病院は告げた、と報告しています。
これらのことは、実証されるべきです。
9) ラスベガス地域で『危機俳優』を探す広告・依頼があった、という事実はイベントが一部あるいは全部演出されたものだったことを、強く示唆しています。
これらは、この時点で心に浮かんだ問題のうちのいくつかだけを表しています。
元の記事:https://www.paulcraigroberts.org/2017/10/11/american-trauma-surgeon-responds/
(あるアメリか人外傷外科医の反応 2 へ続く)
by ymmatheb
| 2017-10-17 22:13
| ポール・クレイグ・ロバーツ
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