ニューオリンズ・デトロイト・サンファンを通して見たラスべガス大量殺戮 5
2017年 10月 10日
(ニューオリンズ・デトロイト・サンファンを通して見たラスべガス大量殺戮 4 からの続き)
『始めたのは共和党の州知事でしたが、バラク・オバマ政権によって促進された、デトロイトの黒人に対して進行中の拷問は、ほとんどの白人アメリカ人が理解している社会的稠密性を乱しません。』
白人アメリカ人の大多数は根っからの人種差別主義者ーー色々な尺度でわかるようにーーです、しかしだからと言って白人アメリカ人は白人同士で強いきずなを持っている訳ではありません。
有色人種の人々の人間性を歴史的に否定して、彼らを殺戮し奴隷化して来ました、そして世界中の非白人を全滅させる現代戦争を遂行させて来た社会において、他の人間との連帯意識が自然に生まれることはありません。
情け容赦のない資本主義が国家の精神である国において、社会的稠密性は枯れるか死産になります。
白人アメリカ人が、その階級内で白人至上主義と闘うのに失敗すると、苦しんで来ました;失敗は自身の精神を害します、自分『自身』に向かってくる怪物を作り出して。
(もちろんのこと、社会的稠密性が完全に欠落しているとき、誰も自分『自身』のものではありません。)
白人アメリカ人はまた、別の開発途上国の白人よりもずっと高い水準で投獄されています。
それは並行した被害でもあります。
多数の黒人が投獄されていることは、国中の白人選挙民の間では、政治的に人気のあることでした。
警察と刑法国家は、黒人の人々をできるだけたくさん投獄するように作られたが、このひどい仕組みは、予期せぬ白人犠牲者を数百万人も作り出してしまった。
黒人と褐色の肌の人に連帯感を持たないことが、白人に対する刑務所トラップを作り出しています。
米国の有色人種の人々と白人の間の社会的稠密性が極めて弱いことが、白人の間の非連帯感のガンを引き起こしています。白人は『他人』に対して自分自身を守る武器庫を持つように仕向けられます。
しかし、社会的稠密性が弱い時は、誰もが『他人』ーーそして、それゆえ、標的ーーです。
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グレン・フォードは、この記事では主流メディア(テレビ・新聞等の既存マスコミ)の報道に従ったようです。しかし、不審な点が色々とあるようで、ポール・クレイグ・ロバーツは、そちらを掘り下げて考察しているようです。そこで、次はポール・クレイグ・ロバーツの記事でラスベガス事件を確かめたいと思います。
by ymmatheb
| 2017-10-10 13:58
| グレン・フォード
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