バーニー・サンダースは帝国の貪欲さを振り落とせない 3
2017年 10月 02日
バーニー・サンダースは帝国の貪欲さを振り落とせない 2 からの続き
『ほとんどのアメリカの「進歩派」は、他の人々が自己決定する権利の意味を理解する
ことが本当にできません。』
一部の黒人アメリカ人は困ったことに同じ病にかかりました。私がかつて『歴史上、
白人至上主義を最も積極的に擁護した一人であった』と評したオバマの下で、米国
権力と一体化した八年間の後に、かかりました。オバマはこの間、米国に本拠を置く
多国籍企業のために七つの戦争を遂行していました。
オバマはトランプにこれらの戦争を放り投げ、トランプは全部を熱心に遂行して、
さらに攻撃するぞと脅しをかけています。
サンダースの外交政策は、大統領選挙キャンペーンで思いついたことがほとんどです
ーーバラク・オバマの外交政策に挑戦しないというようなこと、従って初の黒人大統領
の世界的侵食に暗黙に一致しているのです。
もちろん、サンダースはロシアに対する制裁(『彼らの上のネジを締めることを
意味する』)を支持し、そしてシリアの『この男(アルアサド大統領)を片付ける
ために』組織的大量虐殺に近いオバマ-クリントンの政権交代戦争を支持していました。
2016年(平成二十八年)のサンダースは、これだけでワールドクラスの帝国主義の豚
である資格十分です。
2017年(平成二十九年)版のサンダースは、まったく同じです。
実質的には、民主党全体と同様に、サンダースは熱心に反ロシアヒステリーを煽動して
います。ヒステリーは、『我々の最大の強さの一つ:選挙の完全さと我々の民主主義
への信頼、を傷つけるための活動』をロシアがしているという、
CIA作成の物語を含んでいます。
サンダースは、『ロシアを含む全世界の民主主義支持者と連帯して働く』ことを強調して
いますーこのロシアを含むというコトバは、モスクワにおける政権交代をはぐくむための
オバマ-ヒラリークリントン政策の継続を表しています。
平和を真面目に唱導する人は、こんな風に語りませんーーそして、あなたが平和を
唱導していないなら、あなたは進歩派ではありません。
注 1 オバマ(民主党)は第44代大統領(2009年(平成二十一年)ー2017年
(平成二十九年))。
2009年(平成二十一年)パキスタンにミサイル攻撃を指示。その後もパキスタンに
対する越境攻撃を繰り返す。
2009年(平成二十一年)大統領選挙戦中の公約(イラクからの完全撤退)を撤回し
2010年(平成二十二年)までにイラク駐留戦闘部隊を撤退させ、その後は最大
五万人の駐留部隊をイラクに残す新戦略を発表。
2011年(平成二十三年)UN安全保障理事会はリビア飛行禁止空域を設定。米国は
イタリア・デンマーク・ノルウェーとともにオデッセイの夜明け作戦を実施、
リビア国内への空爆を行った。
2013年(平成二十五年)シリア化学兵器報道に際して、政府・反政府どちらか特定
できない中、オバマはUN安保理の決議なしでもシリアへ軍事介入する姿勢を見せ、
イギリスの不参加、ロシアの提案への合意などで、侵攻は見送られた。
治安が悪化しているアフガニスタンやパキスタンの米軍を十万人増派した。
2010年(平成二十二年)臨界前核実験を行なった。
注 2 ロシア制裁は、2014年(平成二十六年)にロシアがクリミアを併合した時に
始められた。米国のロシアとクリミアの政治家十一人に対して在米資産凍結・
入国拒否を行なったのが最初。
2017年(平成二十九年)8月にトランプ大統領は対ロシア制裁法に署名。
ロシアの銀行・エネルギー企業へのファイナンス期間の短縮等。また制裁解除
を困難化した。
注 3 政権交代戦争については トランプの『主権』は無法である(オバマと同じ) 3
を参照。
by ymmatheb
| 2017-10-02 17:37
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