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シャーロッツビル 1

シャーロッツビル


ポール・クレイグ・ロバーツ       2017年8月14日
シャーロッツビル 1_d0364262_08030947.jpg
今朝、NPRを聞いて、すでに知っていたことが確かめられた。

シャーロッツビルは、トランプ大統領にまた失敗をさせるためのものに変わって

しまっている。


NPRは、シャーロッツビルで起きた本当のことを伝えるのには、何の関心もない。

いくつかの『インタビュー』群は同じ下心で、したくてたまらないプロパガンダ:

すべてトランプが悪い、のために響き合っていた。


トランプが悪かったとされる原因もたくさんある。大統領選挙戦でのトランプの

スローガン『アメリカ第一』は、白人至上主義者とナチ信奉者の持つ至上主義観

をかき立てた。


もちろん、トランプの『アメリカ第一』の意味ーー他国の利益になりグローバル

企業だけが儲かる貿易協定を行う前に、アメリカ人全般の利益を考慮すべきだ

ーーを有権者はしっかり理解していた。しかし、NPRのプロパガンダ要員は、

トランプの口に言葉をおしかぶせて、スローガンを『白人がアメリカ第一に』と

捻じ曲げていた。


言い換えれば、NPRに従うと『アメリカ第一』は、大統領選挙人団で優勢になる

ために白人至上主義者へ向けたコードである、そしてモラル堕落の中心である東北部と

西海岸に限定された人口稠密地域で受けるか否かを超越した、リーダー選びのための

コードである。よって、トランプは白人至上主義者の大統領候補だったし、

それゆえ正統的な大統領候補ではなかった。となる。


次に、NPRは次のように放送したーーシャーロッツビルの事件に対してトランプが

双方を批判した時、トランプは自分がナチ信奉者たちの大統領候補だったことを自ら

証明したーーと。NPRは響き合う『インタビュー』群を、集会を許可されたグループ

に暴行の全責任を負わせるために、使った。NPRによれば、グループは許可を持って

いなかった、そしてナチ信奉者および人種差別主義者らしき人たちの勝手な発言

からアメリカを守ろうとする白い帽子の人々の集会に、抗議を行うのがグループの

目的だった、となる。


『新右翼』と呼ばれる人々の集会の参加者が、許可された集会を終えた後、

あらゆる種類の過激主義者たちがいる中に車を乗り入れた

(こうするのが集会の動機だった)、それは明らかに

ロバート・E・リー像を破壊から守りあるいは単に彼らに警告を与えるため

だった、そして運転していた青年が多分バランスを失った。この行動での

どうもしようがない要素が、トランプと市民の自由に立ち向かう武器として

ディープステートによって響き渡らせられたこと全てだ、とかなりの

アメリカ人は納得している。


注 1 NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)は米国の非営利の公共ラジオ放送。

注 2 新右翼(オルトライト)は米国主流保守主義への代替(オルタナティブ)
   として現れた。多文化主義や移民に反対。トランプ支持。トランプ自身は
   否定的。

注 3 ディープステートは ディープステートとトランプの深いつながり を
   参照。


元の記事 http://www.paulcraigroberts.org/2017/08/14/charlottesville/#


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グレン・フォードの三つの記事


によって、アメリカ建国以来、シャーロッツビルの事件まで、深い理解が得られた。

とりわけ、ファシズムについての論考は新鮮に感じられた。アメリカは人工的に作られた

三百年経過くらいの歴史の国である。いや、この短い期間は歴史とは言えないのかも

しれない。だから、人心の奥底・社会の基層はほとんど動いていないのであろう。そして

歴史と呼んでもおかしくないほどの時間が経過しない限り、変わらないのかもしれない。

ともあれ、米軍占領地ニホンは準州(territory)以下のようであるが、彼の地に存在する

テレビ・新聞というマスコミの酷さはこちらと似たものがあるらしい。シャーロッツビル

についてのトランプの発言に対しては、どんな風だったのかを

ポール・クレイグ・ロバーツの記事でさらに確かめたい。


(《シャーロッツビル 2》 へ続く)

by ymmatheb | 2017-09-18 15:46 | ポール・クレイグ・ロバーツ | Trackback | Comments(0)

わからないことを理解できるまで追求します。数学と合唱ではできるまで。


by 九天
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