コンスピラシ・セオリとは、、、1
2017年 08月 31日
コンスピラシ・セオリ(陰謀論と訳される)はときに見かける言葉である。
これに言及されている方がお二人、たまたま目にとまった。
武田邦彦先生と宮崎正弘先生である。後者は、「ない」という
簡単な否定、前者は、「物事が動いてゆくとき、結果がいかにも陰謀が存在したかの
ように見えることがある」だけだという否定である(メルマガとブログより)。
これは、否定する人たちの代表的な見方であろう。でも、その陰謀論とは一体
どんなものなのか?
アメリカ財務省次官補をかつて務めたポール・クレイグ・ロバーツ氏の
オンラインジャーナル「ストラテジック・カルチャー」(2017/08/13)での
論考をメモしてみよう。
『コンスピラシ・セオリ(陰謀論)は本当に働いているか』
合衆国で『陰謀論』というのは、支配層や体制側や政策(アジェンダ)を作り
統制する類の人々のためになされる説明、およびそれら政策を支える説明、
とは異なる説明を指している。
支配階級によって我々に押し付けられる説明は、それ自身が陰謀論である(以下では
これを公的陰謀論と呼ぶ)。しかも、その説明は我々の支配者が実行している
真のコンスピラシ(陰謀)を隠すための陰謀論である。
例えば、911の公式説明は陰謀論である。サウジアラビア人を主とする数人の
イスラム教徒たちは、ダビデがゴリアテを殺したとき以来の、最大級の不面目を
スーパーパワーに味わわせた。彼ら一味は、アメリカ合衆国の17の情報機関すべて
とNATOおよびイスラエルの情報機関、NSC、運輸安全局、航空管制所、ディック・
チェイニーを出し抜き、この日の朝にアメリカの四機の民間航空機をハイジャックし、
ワールド・トレード・センターの超高層ビル三棟を崩壊させ、行方不明の二百三十
万ドルの調査がまさに行われていた国防総省の建物(ペンタゴン)の一部を破壊した、
そしてワシントンの愚者たちが、サウジアラビアでなくアフガニスタンのせいに
する原因を作った。
アメリカに屈辱を与えたサウジアラビア人たちは、以上を実行しようとする
陰謀があったのならば、それに当然参加していたわけだ。
そのような陰謀は本当にあったのだろうか?
コンスピラシ・セオリとは、、、2 へ続く
by ymmatheb
| 2017-08-31 19:04
| ポール・クレイグ・ロバーツ
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