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今時の買い物は、何処で 3

(《今時の買い物は、何処で 2》からの続き)

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『シカゴは、本来は被雇用者が都市に対して払う給与税十三億ドル《$1.3 billion 》を、アマゾンに喜んで与えます。』

ベゾスの巨大企業は、公共の資金を盗むだけではありません。
ベゾスはワシントン ポスト紙の単独オーナーでもあります。米国で最も影響力のある新聞の一つです。
ベゾスは、支配階級の組織である新聞を所有し、クラウド コンピューティング サービスを中央情報局(CIA)に納める契約を六億ドルで結んでいます。

ワシントン ポスト紙は「プロパガンダであるか否か」《Propaganda or Not》の背後に隠れた勢力でした。これは例えばブラック アジェンダ レポートに載っているような左翼的言論を破壊するためのものですが。
ロシアと闘うふりをしつつ、いわゆるフェイクニュースを流す中で、ベゾスが所有するワシントン ポスト紙は、インターネット上で左翼の存在を危険にさらす検閲運動を始めました。

政治家たちは、地球上の最富裕者に公共の資産を与えるべく、しのぎを削ります。国家を監視する大新聞と事業も所有している最富裕者に対してです。
もしも、一人の人間が世界を支配しているのだ、と言えるとしたら、それはベゾスだと言っても良いでしょう。
ベゾスの会社に公共の資産を与えようとしているシカゴ・ボストン・ヒューストン・その他の都市に住む誰ひとりとして、ジェフ ベゾスに投票したことはないのです。
民主主義について語られるすべてのことは、最富裕者が他の人間から富を奪い続ける限り、偽りにすぎません。

政府に見当違いなことをさせるのは、民主・共和両党ともにです。
共和党員も民主党員も、ベゾスと一族にお金を与える政府へと喜んで変えてしまうでしょう。そして住民の権利は少しも顧みられません。

『ベゾスが所有するワシントン ポスト紙は、インターネット上で左翼の存在を危険にさらす検閲運動を始めました。』

この汚れた図々しい一味に打ち勝つためには、政治的敗北を味わわせなくてはなりません。
自治体首長・市会議員・地方議会議員・地域に災難を持ち込んだ人は、盗みを教唆し助けたとして罰せられるべきです。
上に示した都市が、一番の大金持ちにお金を与えるのなら、今すぐに都市の住民に公的資金を使えるはずです。
しかし、自治体首長たちはお金を払って済ませ、折り合おうとするので、そうは決してなりません。
自治体首長たちは、米国の真の支配者に対して、皮肉屋になるか恐怖心を持つかのどちらかなのです。

ベゾスはジェームズ ボンド映画の中の悪者に見えなくもありません。しかしベゾスには面白みがまったくありません。
ベゾスは真剣そのものなのです。態度も含めて。
ベゾスが動かす世界では、勤労者は貧乏になって行きます、そして政府はあらゆるレベルで会社に補助金を出し、率直な意見を述べる人は貶められ監視されます。

上に示した都市が欲しがっているのは、アマゾンの新本部です。
私たちが欲しているのは、大金持ちによる米国と世界の支配が、終わることです。
そうすれば、私たちから奪って行くだけの大金持ちが作る、素敵なお店がないとしても、私たちは救われることになるでしょう。

(終)

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上の画像にはoligarchyの文字が見えます。
、、、、今日もアマゾンから新書一冊が届きました。。。。


by ymmatheb | 2018-01-29 21:53 | BAR | Trackback | Comments(0)

わからないことを理解できるまで追求します。数学と合唱ではできるまで。


by 九天
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