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イラン 2018(H30)

最近、イランで政治状況に変化があるようなので、ポール クレイグ ロバーツの記事を紹介します。


イラン2018年(平成30年)ーポール クレイグ ロバーツ
2018年(平成30年)1月5日

イラン2018年(平成30年)

ポール クレイグ ロバーツ

1953年(昭和28年)、米国政府と英国政府は民主的に選挙されたモハメド モサデグを倒しました。そして米国政府と英国政府の利益のためにイランを統治する独裁者を据えました。
機密扱いを解かれた文書では、CIAはイラン政府を倒すために働いたことを認めています。
政権交代のいつものパターンです。
米国政府は抗議行動をする人々を雇い、暴力を振るわせ、和解をコントロールし、政権交代させます。

米国政府が据えた独裁者を倒したイラン革命が1979年(昭和54年)に起きて以来、米国政府はイランを再びコントロール下に置こうと試みてきました。
2009年(平成21年)に米国政府は『グリーン革命』に資金供給します。この革命はアフマディネジャド政府を倒すためのものでした。

今日、米国政府はイラン国民に対して再び働きかけています。
米国政府が組織した抗議行動がホンジュラス・リビア・ウクライナ・シリアで行ったことを見れば、2009年(平成21年)にイランの人々がイランのために正しい信念を持って自国政府に立ち向かうために街路に出て行ったと、信じるわけにはいきません。今はベネズエラに対して同じことが仕掛けられています。
これらの抗議行動をするイラン人は愚かなのでしょうか、あるいは自国への裏切りに加わるよう雇われているのでしょうか?

ウクライナがかつて容認したように、そして今ベネズエラが容認しているように、政府を不安定化させようとする、外国に資金提供された工作員たちをイランは何故容認するのでしょうか?
これら三国の政府は、政府を倒そうとする外国の工作員を容認するのが民主主義であると、欧米によって洗脳されてしまったのでしょうか?

欧米の大手マスコミによって、外国に雇われた工作員から自分を守ることは挑戦的な行為だ、とこれらの政府は脅かされているのでしょうか?

イランにおける暴力的抗議を引き起こし続けながら、米国政府はイランについてのUN安全保障理事会緊急会議を開こうとしています。イランに対する干渉をもっと進めるために。
米国政府が扇動する暴力は、イランに対する『人権問題』にすり替わりました。
米国政府はこのすり替えをうまくやってのけるでしょうか?

イランの運命はロシアと支那次第です。
米国政府がイランの不安定化に成功すれば、ロシアと支那が次です。
ロシアはこのことを理解しているようです。
昨日、ロシアの外務補佐官セルゲイ リャブコフは『イラン イスラム共和国の内紛への米国の干渉に、警告する』と述べました。

シリアを不安定化させる米国政府をロシアは容認できない、と言うのがロシア政府の暗黙の意思だったように、イランを不安定化することを補佐官は容認できない、と言うのはロシアの暗黙の意思です。

トルコの指導者はロシアと同調しています。そして『明らかに外国からやってきた人々で、状況を悪化させるものがいる』と宣言しています。

以上のことは誰の目にも明らかです。しかし『自国』政府によって、そしてCNN・ニューヨークタイムズ・ワシントンポスト・BBCのような大手マスコミの嘘垂れ流し会社によって、いつも嘘を見聞きさせられている米国人にとっては明らかではありません。

トランプとヘイリーはホラ吹きタイプの人たちです。彼らは米国政府が世界中におよぼしている力と威信とを、おそらくは壊してしまうでしょう。
『名声をつかんだ』彼らは外国の指導者を買収して狂ったように脅しをかけることを容認しています。
世界の残りがこれで目が覚めないなら、どんなことが起きても目は覚めないでしょう。


注 ニッキー ヘイリーは米国のUN大使。インド系米国人。共和党所属。(Wiki)

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イランについて、にわかに流されだしたことは、やはりフェイク・プロパガンダに類したものが多いのでしょうか。
上の記事を読むと、大手マスコミから出てくることは、嘘だと思って見て、ちょうど良いのでしょう。

大相撲は小学生の頃、国技館で何度か見たことがあります。その頃、相撲は人気があり、遊びでも相撲をしたものです。
両国にあった国技館の升席では枝豆やお弁当を食べ、雷電の手形などのお土産をもらって帰り、大満足でした。「若ノ花」「栃錦」と大声で叫びました。
しかし、大人になるにつれ、面白くなくなって全く見なくなりました。本質的に八百長なんだ、という気がしてきたせいかもしれません。数年前、結びの一番をTVで見たことがありますが、横綱の野蛮というか下品というか見るに耐えない所作・態度に気分が悪くなりました。立ち居振る舞いが子供の頃に見たお相撲さんと全く違いました。
NHKなどのTV、朝日などの新聞が言うことの反対が正しいのでしょうから、貴乃花に理があるのでしょう。





by ymmatheb | 2018-01-07 21:53 | ポール・クレイグ・ロバーツ | Trackback | Comments(0)

わからないことを理解できるまで追求します。数学と合唱ではできるまで。


by 九天
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